私は現在店舗にて理学療法士として、パーソナルトレーナーとしてストレッチなども行いますが、柔軟性が向上するというのはそもそも論あるのか?
という元木もない話をしていこうと思います。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ストレッチは実際効果があるのか
- 柔軟性を上げるには
このような内容を解説しますね。
この記事を読んで、皆さんの健康の一助になれば嬉しいです。
では解説していきます!
そもそもストレッチの必要性はあるのか…
本記事の結論からですが、「そもそもストレッチって必要あるの?」について調べた研究(1,2)。いずれも、過去に行われた実験を調べ直し運動前後のストレッチとケガの関係における信頼がおけるデータを出しておりました。
結論から
ストレッチをしたから筋肉痛や怪我、障害の予防には効果がなかった
悲しい結果でしたね。私たちが体育の授業や、スポーツ前後などになんとなくやっていたにはあまり効果がなかったということでした。
その原因として考えられるのは、そもそもストレッチをしても筋肉には大した影響がないという見解が濃厚でした。
なんでも、ストレッチで体が柔らかくなるのは、脳や神経が関節の曲がる痛みに慣れてしまうからで、別に筋組織に変化が出たわけじゃないんだとか。
そもそも柔軟性は不要なの!?
実際、私たち療法士業界で有名な理学療法士のグレッグ・リーマンさんも「ストレッチは筋肉をゆるめるわけではない」(3)と言い切っておりました。一概には言えないでしょうが、あくまでも研究データなど根拠を元にすると、見解はそのようです。
さらに、2009年のニューヨーク・タイムズの記事(4)から、いまのエクササイズ科学では「体操のプロでない限り筋肉や腱の柔軟性はいらない」ってのが結論らしい。
遺伝で決まっている柔軟性
ニコラススポーツ医学運動障害研究所のマラキー・マキュー博士いわく、
死亡率
多くの場合、人間の柔軟性は遺伝で決まっている。エクササイズ・トレーニングで、後天的に体を柔らかくできる範囲は非常に少ない。少し体を柔らかくするだけでも、多くの時間を費やす必要がある。
内容は、体の柔らかさの7割は遺伝で決定しており、生まれつき柔軟性が低い人がストレッチをやるのはかなりハードルが高いようでした。
そんなわけで、いまのわたしは筋トレがメインで、エクササイズ前の可動性を確認する程度は行いますが、積極的なストレッチなどはやっていません。スポーツ分野でも指導する側は注意してほしい点ですね。
筋力トレーニングでも十分柔軟性が上がるデータが多いので、筋力トレーニングを行う前段的に低負荷トレーニングを入れていく方にシフトできれば1番でしょうか。ストレッチだけで柔軟性だけ上げるような話は難易度が高いところですね。
私も自分のやっていることに常に疑問を持ちつつやっていくしかないですね…当たり前ですが常に変化しながらアップデートが必要になります。
皆さんの健康の一助になれば幸いです。
ではまた〜