このような意見は聞いた事があります。今回は、こんな日常の疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 耳アカの正体
- 耳掃除のリスク
- 正しい耳掃除
上の順番で解説していきます。
この記事を読んで、耳アカとの付き合い方を理解してもらえれば嬉しいです。
アメリカ耳鼻咽喉科形成外科学会の記事(1)が参考になりました。
では解説していきます。
耳アカの正体
耳垢(ジコウ)英語では「Wax」
耳垢は、皮膚、脂肪酸、コレステロール、アルコールの層で構成され、耳を水や感染症から守るようにできています。
また、耳垢は耳の中の細菌や真菌の繁殖を防ぐ働きもあります。
なんでこんな奴らが出てくるか
それは耳の中にある鼓膜という、外耳道の末端にいる大事な器官を守り、耳の中を水や感染から守る役割があるそうです。
つまり、耳アカを取り除くことはこういった感染を引き起こす原因になることになるので、耳アカさんたちを積極的にとることはやっちゃだめ。
つまり耳垢って垢なんだけど、居た方が良いやつ!
耳掃除のリスク
風呂上がり綿棒で、耳の中をぐりぐりしたことがある人!
私は挙手です。
もはやルーティーンのようになっている方も多いと思います。
なんだかさっぱりする上に、耳アカがたくさん取れると嬉しくなる現象すらある。
しかーし、そんな耳掃除はやっていけないということでした。
なぜか
鼓膜がすごく傷つきやすい
基本的に自分の耳になにも入れないように
綿棒は、簡単に鼓膜に触れる事ができる上に、優しい力で刺激しただけで破裂する可能性があるんだそうです。
鼓膜は再生する器官のようですが、伝音性難聴という疾患を発症するリスクが生じるよう。
つまり音が聞こえづらくなる病気ですね。
参考記事では、ぶっちゃけ難聴のリスクがあるから怖いでしょ?と。
つまり、耳の中はナーバスな場所であるから、基本的には、耳の中に綿棒・ピンセット・耳カキを入れるのはやめた方がいいのではということ。
正しい耳掃除
綿棒はNG?!
綿棒はおすすめされていません。
市販の綿棒は、先端が耳の穴より少し小さいくらいの大きさで、耳掃除道具としては太すぎますこと。
また綿棒を耳に入れると、逆に耳アカを奥に押し込んでしまう場合がほとんどのようです。
入浴後に耳掃除する人は多いけど、実は…
お風呂上がりはさらに良くないようです。
耳の中がふやけ、耳アカも粘土のように柔らかくなっている。
その状態で綿棒を突っ込んだりすると、耳アカをより奥へ押し込んでしまいます。掃除ではなく、耳アカの壁を形成することも…
耳掃除で、耳の中の掃除は不要!
外耳(耳を鏡でみたときに見える部分)だけ
耳掃除の基本は、
外耳という、耳を鏡で見た時に見える部分だけで良い!
この外耳を少量の石鹸と水で洗い流す程度でOK
基本的に耳の中になにか入れるのはNG
この外耳は、人によっていろんな形がありますが、寝ている間に耳アカが自然に落ちるような形状だそうです。
お風呂やプールで、耳に入った水は?
お風呂で耳の中に水が入り、耳アカが自然と取り除かれるようです。
つまり余計な事(耳の中になにかを突っ込むこと)はする必要がない。
まったく耳掃除をしなかったから耳アカが溜まり、聞こえなくなってしまう、ということはまずありません。
耳の中に耳垢が溜まっていて不快な場合
基本的には、耳鼻科に行く必要があるかもしれません!
基本的にそんなことと言わずに、耳鼻科受診をしてとってもらうのは、大事な自己管理かもしれません。
ちなみに、カップルなどがよく膝枕で耳掃除したりしますが、あれは危険です。
違うイチャイチャする方法を探していただきたいですね。
鼓膜を傷つけるよりは…
今回の耳掃除のまとめ
基本的に耳の中は掃除をしない!
そもそも耳アカは躍起にならず、基本的には掃除をしないのが大事なポイントでした。
みなさんの健康の一助になれば幸いです、ではまた〜