ただ、スポーツをやっている人たちの中では、当たり前にあるスポーツドリンク。
経口補水液やスポーツドリンクって、要は電解質入りドリンクですね。どこまで意味があるのか?ということですね。
OS -1やポカリスエットのような商品を飲むのは良い感じがするけど、実際どうなんでしょうか?ということです。
電解質っていうのは、体内でいろんな働きをする物質です。
別の名前で言われるところで「イオン」とも呼ばれたりしています。
代表的なものが、
Na(ナトリウム)
K(カリウム)
Mg(マグネシウム)
Cl(クローム)
Ca(カルシウム)
詳しいことはさておき、これらが不足してしまうと、命に関わります。それくらい重要なやつらです。
では、具体的に電解質(イオン)ドリンクの効果を、簡単にまとめてみましょう。
本記事の内容
運動するとき、電解質ドリンクの効果があるか
では解説をスタートしていきます。
電解質ドリンクの効果(運動)
運動をするときに、電解質を補給することが必要かどうか。
アメリカスポーツ医学会が良いレビュー(①)を書いてくださっています。
論文自体が長く内容をピックアップして、一緒に見ていきましょう。
通常、電解質を補給する必要はない!
健康でバランスが良い食事をとっている人は、
1時間くらいの運動であれば、回復するために必要なのは水だけ。
電解質を補給する必要はない!
※この結論は、水・ココナッツウォーター・スポーツドリンクを比較した研究で明らかになったものである。
激しい運動をする時は必要になる
激しい運動を長時間(90分以上)行ったとき
Na(ナトリウム)が中心に電解質が、汗をかいて失われる可能性が高いため、電解質の補給が必要になることがあるとのこと。
長い運動をするときは、薄着で透水性のある服のように汗が蒸発しやすい服装をするとよい。
メモ
透水性とは、水滴になる前の蒸気状態の水分を生地の外に逃がす性質のことです。
そうすれば、発汗量が少なくなり、水分や電解質の損失が少なくなる。
運動する直前は要注意
運動の直前、大量の水や電解質飲料を飲むことで
尿量が増えて電解質が失われる可能性があるので注意が必要。
運動の前は、通常の水分補給の状態で、運動開始することがベストだと考えられる。
特に、65歳以上の人は脱水に注意
65歳以上の人は、
喉の渇きに対する自覚症状が鈍く、脱水になりやすいので注意が必要です。
特に、運動中や運動後の水分補給には注意が必要となる。
ただし、
- 腎臓からの余分な水分やナトリウムの排泄が遅いため、水の飲み過ぎに注意が必要。(低ナトリウム血症を引き起こす危険性がある)
- 塩分の過剰摂取には注意が必要。(血圧を上昇させる危険性がある)
要は普通に水分摂取すればいい。
つまり、水でいい!
普通に水分補給量を増やすだけで十分かと思っています。
みなさんの健康の一助になれば幸いです、ではまた〜