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座っているのがタバコと同じくらい有害? 長時間座るリスクと対策について

みなさんが突然ですが、日常生活を送っている中で、1日の中、どれくらい座っている時間ありますか?
ヨネザワ

 

私は東北の人間なので、車生活が当然の日常。

移動する時に、意識的に歩かない限りは移動は基本自動車です。

 

また家にいる時はソファ、椅子など様式の生活スタイルが主流になっていますよね。

仕事の内容で、メインがデスクワークだと意識的に運動しない限りは、基本的に動きませんね。要は座っている時間が圧倒的ということになります。

 

そこで、今回のテーマは

座って時間が長いと身体に悪いよ

というテーマです。

 

 

日本人は世界一座っている時間が長い国

 

豪シドニー大学のBauman氏らが世界20カ国の成人を対象として実施した調査(2011)でして、

 

日本は世界で最も「平日の総座位時間」が長い国の1つであることが分かったそうで (①)…

 

日本の総座位時間は420分/日であるのに対して、世界20カ国の平均は300分/日。

 

なんてこったい。

 

本は、世界平均より2時間も長く座っていることになっている…

 

(① Bauman A, Ainsworth BE, Sallis JF, Hagströmer M, Craig CL, Bull FC, Pratt M, Venugopal K, Chau J, Sjöström M; IPS Group. The descriptive epidemiology of sitting. A 20-country comparison using the International Physical Activity Questionnaire (IPAQ). Am J Prev Med. 2011 Aug;41(2):228-35.)

 

正直、座っている時間が長いのは、知っているがここまでとは。

 

 

座りすぎは、飲酒や喫煙と同じくらい健康リスクがある

最近の研究では、

「座り過ぎ」は飲酒やタバコと同じくらい健康を損なうリスクがあると、報告されている。

 

  • 1日11時間以上座る人は、4時間未満の人と比較し、死亡リスクが40%程度高い。
  • 1日6時間以上座る人の総死亡リスクは3時間未満の人に比べて19%ほど高く、様々な疾患の死亡リスクを高める。
  • 座る時間が長くなることで、認知能力を低下させる危険性がある。そして、これらの影響は強度の高い運動をしても相殺されない。

 

ここで注目すべきは、運動を行ってもチャラにならない点ですね。

 

 

つまり、座っている時間は減らすに越したことはない!というのようです。

 

運動不足とか、そういった次元ではなく座りっぱなしはカラダに毒!ということです。

 

事務仕事などのデスクワーク中心の方には、厳しい情報になりますね。
ヨネザワ

 

 

なんとメンタルヘルスにも被害が…

これは、

タスマニア大学の実験でオフィスワーカーの協力を得て活動記録を集めたデータです。

 

それに、レジャー時間や仕事場の満足度といった要素を除去したあとで、イスに座っている時間が長くなるほど、精神状態が悪化する傾向がみられたという。

 

 

具体的には、

  • うつ病や不安神経症に似た症状が現れるのは、1日の座っている時間が6時間を超えたところから。
  • 座っている時間が、3時間を切っている場合はメンタルヘルスは正常なまま。
  • 女性のほうが顕著に症状が現れ、男性よりも短い時間で仕事への悪影響でやすかった。

 

先ほどのデータと同じように、

今回の調査でも、いくらエクササイズをしてもメンタルヘルスは改善しないという恐ろしさ

 

 

病院では、この座っている時間もそうだが寝たきり状態に固定させる場合も多く、病状をいろいろと悪化させている可能性は高いですねぇ。

 

まあ今回は、座っている時間の話なので…一概には言えませんが。

 

 

ただこのノルマである、座っている時間3時間以下にするべき!のハードルはまあまあ高いのが現状ですね…

 

 

1日に4時間より多く立てば、健康リスクを最低限にできる

そんな話で、イギリスでは「最低でも1日に2時間は立って!」という勧告が出てしまいました()。

国家レベルで出しのはイギリスが初のようです。

 

ゴイゴイスー!

この勧告の目的は、兎にも角にも

座る時間が少なくなると、もっと活動的に暮らすことでができるし、生産性という観点でも上がります!」というメッセージ

 

今回のデータは「できるだけ座っている時間を短くすべきだ」という英国最高医務責任者のアドバイスを支持しています。立っていることは、身体にも精神の健康にもとても良い。座っている時間を短くするだけで、とても大きな違いが出てくる。

とのこと。

 

 

英国政府による座っている時間を削るガイドライン

座っちゃダメで、その具体的な作戦とは…

 

 

イギリス公衆衛生サービスによる座っている仕事のガイドラインは

  1. 最低でも1日に2時間は立つ時間を作る! 仕事のあいだに軽いウォーキングを行い、1日の目標は、最終的に4時間は立つことを目指していこう。
  2. 座っていることが多い仕事をしている人は、定期的に立っている状態で、できる仕事に切り替える。高さの調節ができるスタンディングデスクの使用が理想的。
  3. 同じ姿勢で座り続けるのが良くないのは当然として、同じ姿勢で立ち続けるのも避けるべき
  4. 姿勢のチェックは定期的に行う。スタンディングデスクを使い始めると、筋肉痛や疲労を感じることが多いため、適宜安楽な状態で休息をとる。
  5. 雇用しているものは、「座っている時間が多くなると、心疾患や早死にのリスクを高める」ということを、社員にたいし周知していくこと。

 

つまり座らない環境設定はしなきゃいけないことで、その方法で提案されたもの

スタンディングデスク!!

 

近頃、高さの調整ができる椅子がSNSを中心に見かける機会が多くなりました。

 

座らない環境づくりを作る!みなさん自分の環境でできることからやっていきましょう!

 

 

みなさんの健康の一助になれば幸いです、ではまた〜

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