以前の記事で、「スキンケアって、結局どれが正解なんですか?」を書きました。
まだ読んでいない方はそちらを読むと、スキンケア入門としては良いかと思います。
本記事の内容
- クレンジングの役割
- クレンザーの選び方
- クレンジングでやらないほうが良いこと
科学的な根拠ありのスキンケアは、
保湿・日焼け止め・レチノイドの3つ
でした。
女性の場合は化粧を落とすことを考えると、クレンジングは避けて通れないのが実際のところ。男の人でも実は大事ですが。
そこで今回は、
クレンジング
です。
クレンジングの役割
クレンジングって、要は洗顔です、知っていますね。
私は、この用語すらあやふやで、クレンジングは化粧やっている人のなにかかと思っていました。クレンジングも洗顔も一緒です。
そして、どうやらこのクレンジング・洗顔に関しては、専門家の中でも意見がわかれる領域のようです。
まずは、この「クレンジング」の役割ですが
余分な皮脂や死んだ細胞を取り除き、若々しい見た目を保つ
メイク落としに使うだけで使うイメージでしたが、
余分な皮脂と死んだ細胞の除去。全ての人に共通に必要なケアですね。
女性でやっているイメージは多いですが、男性では少数派のイメージです。男性もやった方がメリット大きいケアですね。
一方で、クレンジングはもっとも肌へのダメージが大きい工程です。
その原因は、クレンザーの成分で界面活性剤は、肌の汚れを取り除く力が強いからだそう、肌の元々ある保湿因子も取り除いてしまうところがある。
だから、肌の乾燥が進むケースが多い。
これ、私もすごく感じていました。
知識を得るまでは、顔の隅々まで、キュッキュなるくらいでやらないと満足しなかった(いわゆる乾燥しまくっていた)ですが、クレンザーを変えたら肌が滑らかに!
いままで乾燥しすぎてたことすら、わかっていなかった。
無知を恥ました。
クレンザーの選び方
良いクレンザーの条件
肌の刺激が限界まで少ないこと
メイクや日焼け止めを落とせる機能性
この2つを兼ねているもの。
つまり重要なのは
- pHレベル(人の肌は弱酸性だから)
- 低刺激な成分
- 洗顔後の肌感覚(引き締まるのは危ない!)
詳しく説明していきます。
1.pHレベル
ここでの結論、
pH5以下の商品を選ぶ
人の肌が弱酸性でないと、その機能を十分に果たせないようです。
そのため、アルカリ性の成分を使用すると皮膚の修復センサーが乱れる。
「肌荒れの原因」になるということ
つまり、クレンザーを見る時は、pHの記載がないものは選ばないということです。
私は全く見たことありませんでした笑
ぜひ見てください。
見たことない人は、本当にあるんだってなるかと思います。
2.低刺激な商品を選ぶ
界面活性剤は複数の成分を混ぜた方が刺激が少なくなるそうです。
以下に成分並べます。
ポイント
- ラウレス硫酸na
- ココイルイセチオン酸Na
- コハク酸系
- サルコシン系
- グルコシド系
- ベタイン系
- ココナッツベース(ココアンホ酢酸Naなど)
これらの成分から複数使用した商品を選ぶのを推奨しています。
複数の成分を混ぜた方が刺激が低くなるからです。
それに加えて、保湿成分を含むクレンザーは、より肌へのダメージが和らぐそうです。
クレンザーを買う時の基準にするといいですね。
3.洗い終わりの肌感覚
ここにきて、商品の合う合わないは
洗い終わりの肌感覚
基本的に
洗い終わりに肌荒れ、痒みが起きる場合は使用をやめる
女性の方だと、合わない商品を経験した方が多いかもしれません。
一番に注意したいのは
肌に引き締まった感覚がでる商品
具体的には、
- 洗い上がりのさっぱりとした感覚
- 肌がつっぱるような感覚
- キュッキュするような感じ
私はこれが洗顔だと思っていた人です。
実際は洗顔で大事な皮脂まで落ちてしまった可能性が高くなるそうです。
このサッパリする感覚で、洗顔やクレンジングが十分できたという認識が間違い。
もし洗えているか心配な場合は、
洗い終わりに濡れたコットンパッドで肌を拭い、なんの汚れもついていなければ洗浄力に関しては問題なし。
逆に言えば、それ以上強いクレンザーを使う必要はない。
もし洗い残しが見つかった場合ですが、また強いクレンザーに戻したくなりますが、
強いクレンザーを1回使うより、刺激が弱いものを2回使った方が肌へのダメージは減るそうです!
クレンジングでやらない方がいいこと
今度は、逆にクレンジングする際の注意点を紹介します。
- お湯は使わない
- クレンジングアイテムは使用しない
- クレンザーの形状は関係ない
- スクラブ系は使用頻度に注意
- ドライスキンはオイルを使用
- 脱水肌や敏感肌にはモイスチャー入りを使う
詳しく紹介していきます。
お湯を使わない
お湯は冬の時期を含め使いやすいですが、お湯で洗う場合は肌バリアを壊してしまうため、界面活性剤が肌の復旧を阻害しやすくなります。
病院スタッフでも手洗いをよくしますが、冬の時期に手荒れや極度な乾燥を起こすスタッフは多いです。
よく見る例では、美容師さんでも手荒れがひどい方がいますよね。この例もお湯を使用してしまうためだと思われます。
クレンジングの際は、ぬるま湯を使用すること。
クレンジングアイテムは使わない
クレンジングブラシやクレンジングパッド、クレンジングタオルは
肌へのダメージが大きい上に、定期的なメンテナンスをしないと菌の温床になるケースが多いようです。
先ほど初回したクレンザーを選んでもらえれば十分だと言えますね。
クレンザーの形状は関係ない
固形・液体・泡など様々なタイプがありますが、特にクレンジングの性能に違いはないようです。
スクラブ系は使用頻度に注意
「scrub」は「ごしごし洗う」という意味
美容に使われる「スクラブ」とは、肌をケアするアイテムのことです。研磨剤の役割をする細かくなった粒子が入った洗顔料や洗浄剤、角質除去剤を指している。
スクラブ系のクレンザーは死んだ細胞を落とすには効果があるようですが、そのぶん肌へのダメージが大きいと言われています。
利用頻度は最大でも週1回程度にとどめること。常用はNGです。
ドライスキンはオイルを使う
乾燥しやすい肌の人は、クレンジングミルクやクリーム系クレンザー、オイルクレンジング
オイルを補充できる商品を選択すると、肌トラブルが起きづらいようです。
敏感肌にはモイスチャー入りを使う
英語の「moisture」であり、本来は「水分」や「湿気」を指す言葉です。
一般的な化粧品名で使われる場合「モイスチャーローション」「モイスチャーセラム」など。
肌に潤いを与えたり、潤いを維持したりするために配合される成分や保湿力を重視した商品に使わる言葉です。
グリセリン、ソルビートなどの給水成分が入った商品を選ぶことで、問題を避けやすいようです。
こんな基準をもとに商品を選び、クレンジングを行なっていただくいいかと思います。
今回はクレンジングの達人になるにはでしたが、項目が多くなってしまいました。
スキンケアの入り口、クレンジングでした。
これでみなさんもクレンジングに関しては達人クラスになったはず。
今度は保湿の解説をしていこうと思います。
みなさんの健康の一助になれば幸いです。ではまた〜