実際加齢臭ってなにものなんですか?
職場で勤務しているとき、中年男性スタッフで圧倒的な加齢臭を放っている方がいました。
かなり深刻な問題で、わたしは部屋や廊下を通るだけで、その方が通ったかどうかわかるほど。
私自身もう30歳を超えているため、自分自身では気づかない・気づきづらい体臭。
周りの人たちを不快にさせていないかと考えることはよくあります。
ということで、今回のテーマは
加齢臭
です。
実際のところ、加齢臭ってどこまで臭いのか?
で、参考にするデータ(①)
「実際のところ加齢臭って、どこまで臭いの?」を調べてくれている論文でして、興味津々で見ました。
この論文で、加齢臭のことを
老齢の人は、特徴的な体臭、いわゆる「特別養護老人ホーム臭」などの呼ばれ方をしていて、例えが聞きなれない。
さっそく論文の中身です。
どんな年齢層の人たちの臭いを集めたか
3つの年齢層の人たちから体臭を集めました。
年齢層
- 若者の体臭(20-30歳)
- 中年の体臭(45-55歳)
- 高齢者の体臭 (75-95歳)
どのように体臭を収集して、臭いを判定したか
- それぞれの年齢層の人たちを15人前後集め、全員に新しいTシャツを着てもらう
- 夜は必ずTシャツを着て寝るよう指示して、5日間連続で過ごしてもらう
- このシャツをガラス瓶に保存する
このようなステップで回収していました。
集めたTシャツは41人の第3者にわたされ、わたされた全員へそれぞれの臭いを採点するように指示。
それぞれのシャツで、どれがもっとも不快かをチェックし、さらに「このシャツを着た人は、何歳だと思いますか?」と質問していった。
結果発表
そこで、どんな結果が確認できたか
解答の傾向
- ほとんどの第3者が、Tシャツの臭いだけで、着た人間の年齢を言い当てることができた。
- 特に高齢者の臭いほど見分けやすい傾向があった。
- 一方、高齢者の臭いほど「若者よりも不快ではなかった」との結果がでた。
だったそうです。
やはり私と同じように、加齢臭は匂いの区別がつきやすい。だがしかし、若者の匂いに比べると以外に受け入れやすいものである。
私の場合臭いを感じた人は、加齢臭じゃなくて体臭だったんでしょうか?意外な結果でした。
本研究チームいわく
一般的に「加齢臭は不快」だと考えられていることを考えれば、この研究結果には驚かされた。
ということです。
じゃあ、加齢臭は不快でもないし、問題なしってことでいいんですか?っていう話です。
まあもちろん、加齢に伴い多くの問題が出てくるところがあります。
じゃあ臭いの原因とは
さらに本研究チームは、
いわゆる加齢に伴う不快な体臭は、
肌や呼吸といった別の部位から発している可能性が高い。
つまり、加齢臭の原因は別のところにあって、臭い自体はあるので要注意ですね。
みなさん気にされている方は原因を見つけている方も多いかと思いますが、
どんな原因があるか
加齢臭の原因(参考程度に)
- 加齢による嗅覚の衰えに伴い、自分の体臭や匂いに気づきにくくなる
- 単純に風呂に入る頻度が減ってしまう(入院患者さんだと、これがもっとも多いです)
- 加齢に伴い、体内の水分量が減り、濃いやつがでちゃう
- 加齢に伴い、唾液の量が減ることで、口腔内に菌が繁殖する
- 加齢に伴い、唾液の量が減ることで、歯周病が進行する
- 加齢に伴い服薬が多くなり、体臭が変化する
つまり、大元は加齢により嗅覚、水分量、唾液量の低下
わたしは、加齢臭なのかわかりませんが、匂いを放っている方が近くにいるので、振り返りが日々できていますが…
体臭対策していかないと。
できること(意識できること)は、水分摂取と口腔内清潔、緑茶とか最高ですよね。
みなさんの健康の一助になれば幸いです、ではまた〜