病院でどんなことをやっているか教えてほしいです。
このようなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- 日本の医療、実際どんなことやっているのか
- 医療の中身、どんなことが行われているのか
- 病気の根底にあるものは
上の順番で解説していきます。
「実際の医療現場では、どんなことをやっているか」を実際の患者さんたちの例も交えて、作成しています。
※文字数が多いため、ブックマークしていただき少しずつ読み進めてもらうのがおすすめです。
では、解説をスタートします!
日本の医療、実際どんなことをやっているのか
実際の医療現場で、どんな治療など医療が行われているかをご紹介します。
病院でよく見かける患者さんの例をご紹介します。
- 痛みで日常生活の活動範囲が減った
- 痛みは日によって違いがあり、病院を検討する
- 痛みで生活に支障があり、病院へ受診する
- 病院で検査をし、関節疾患の診断。痛み止めなど処方薬を渡される。
- その後も痛みは持続、定期的に受診するように。
- 病院ではレントゲンと薬を貰うだけ、手術はすすめられず。
- 病院以外の選択肢を探し、整骨院などを使うが効果は一時的。
- 痛みが悪化し歩くことも厳しい状態へ。病院に行き、手術となる。
手術 or 入院 or 通院
ざっくりいうと「医療の治療選択」はこの1〜4になります。
- カラダの状態が悪く、外科治療(手術)と入院治療を併用する。
- カラダの状態が悪く、入院治療するしかない。
- カラダの状態が悪いが入院する必要はなく、服薬管理で問題ない。
- カラダの状態が良く、通院する必要がない。
基本的に服薬管理が主流になると思います。
病院は検査をし、診断をしてから、治療という流れはどこも変わりません。
ただしっかりと診断してくれるところは、貴重な医療機関です。
患者さんの中には、1回受診したけど異常なしと言われて、痛みが続くからまた受診したら骨折していたというケースもあります。
先生たちに対して、患者さんの数は圧倒的に多い
日本は高齢化社会と言われています。
コロナで医療システムでの人員不足が如実に現れました。
患者さんの数は多いが、先生・看護師が不足している状態です。
つまり
患者さん1人ひとりに割く時間は少なくなってしまうということです。
☑︎検査・診断では
- 血液検査、画像検査(レントゲン、MRI、CTなど)、尿検査、心機能検査、遺伝子検査などを行う
- 検査項目で異常値や異常所見を元に診断を下す
この診断を下す流れは、どの病院でも行われています。
ただ、
忙しさのあまり、症状・訴えが強くない場合、しっかりとした検査をせずに診断を下す場合もあるのが実際の医療現場です。
積極的な治療を行うことがあるのは、生命の危機だけ?
医療機関の先生たちの業務は
- 入院患者の診察
- 外科治療の手術
- 外来患者の診察
- 各所への医療書類作成
- 医療メーカー、製薬会社への対応
圧倒的な業務量、多忙を極めます。
患者さんの中には、一般的な風邪の受診〜生命の危険がある状態まで様々な患者さんが来院します。
それで、優先するのは生命の危険がある患者さんへの対応になるわけです。
逆説的にいえば、一般的に患者さんそれぞれに完璧な対応をすることは難しくなります。
一般的に病院を受診するケースで多いのは、
- 痛みなどのカラダに異常を感じるケース
- いつもの薬を処方するケース
この2つです。
事務的な作業になりがちになるのが「いつもの薬を処方するケース」です。
日本の医療は、対症療法が中心
ここで患者さんの実例を紹介します。
この患者さんは、変形性膝関節症で、ある病院に通院していました。
この記事を読んでいる方にも同じ経験をされた方がいるかもしれませんね。
入院の必要がない場合、手術など外科的な治療をしなくていい場合を除くと、「対症療法」が治療の中心だったということです。
対症療法以外に先生は、運動や食事の話をするケースが多いと思います。
- もう少し痩せてください
- もう少し運動してください
などなど
しかし、具体的な指示がなく運動や食事は、具体的な指示がわからないというケースも多いのが実情です。
そして、痛みが増強し動くことができなくなると
多くの患者さんでこのように言われたとおっしゃっています。
つまり、手術に至るまで、病院では対症療法を継続する。これは実際にこういう体験をされている患者さんが多かったので紹介しました。
※全てがこういった例に当てはまるわけではありませんが、特に整形外科疾患で実際に多いケースです。
服薬通院が主の患者さんは、独自で対応を変えている人も多いです。
- 病院に行く目的を「薬を貰うために」と言う方が多い
- 痛み止めでは対応が難しいケースは「身体のリラックスのため」整体に追加で行く
と行く目的を分けている患者さんが多かったです。
なぜ対症療法が主になってしまうか…
西洋医学に基づく科学的な根拠のある治療だから
基本的には、科学的な根拠に基づく治療をする場合、
医療機関では対症療法が第一選択になるのが実際です。
医療の中身、どんなことが行われているのか
では、医療でやっていることはどんなことか。
病院で何を行っているか見てみると、主にこの4つです。
- 食事療法
- 運動療法
- 薬物療法
- 外科的手術
食事療法:先生に処方された食事を提供する栄養士がいます。
運動療法:適切な運動を処方する理学・作業療法士がいます。
薬物療法:先生に処方された薬剤を調剤する薬剤師がいます。
外科的手術:専門医(整形外科、循環器外科、脳神経外科など)が専門分野の手術を行います。
通院している人が主に関わっているのは、先生はもちろんそうですが、調剤薬局にいる薬剤師と接しています。
病院に入院している場合では、医者が適宜、処方・指示を出し、それぞれの職種が専門的な立場で患者さんのサポート行っています。
医療の中身はシンプル
現在、病院に入院し行われていることは
- ベッドで安静が基本
- 薬を飲む(飲める状況ではない時は点滴)
- 食事が上げ膳据え膳
- リハビリ職が来た時だけ運動をする
この内容で大枠ずれないです。
※本当に緊急性があり、集中治療室にいるケースは除外しています。
つまり、そんなにびっくりするようなことをやっている場所ではありません。一番特記する部分は手術です。それだけはお医者さん、先生のみがなせるところです。
これらをもとに、病院などの医療で行っていることは非常にシンプル
カラダに対して出来ること
医療の中身をみて感じたシンプルさ
つまり、私たちがカラダに対して出来る事は、
- 食事(栄養をしっかり取ること)
- 運動(有酸素運動と筋トレを定期的にやること)
- 睡眠(睡眠時間を確保すること)
このくらいしかないということ!
患者さん1人ひとりの知識をつけ、病院一択ではなく整体一択でもなく、正しい知識を持ち、生活習慣を見直し、身体へ還元する事ができればカラダの調子は改善していきます。
短期ではないですが、絶対に改善していきます。
病気の根底にあるものは
先ほどのカラダに対して出来ることは、生活習慣のことですね。
この日常生活が乱れる、生活習慣が乱れるということ
- 食事が偏っている
- 運動をしていない
- 寝れない
- ストレスを感じている
健康診断でよくある項目が並びます。
日常生活は自分でコントロールできるものがほとんどです。
逆に
- 食事ができない状態
- 運動ができない状態
- 睡眠が取れない状態
これらは病気です。
これらに関しては、医療機関への受診をお勧めします。
またこの3つが規則正しくできていない状態で、現れるのが血圧・コレステロール・血糖値・筋肉量・体脂肪率・などの異常
いわゆる
「生活習慣病」というやつです。
この生活習慣病は
ガン、糖尿病、心疾患、高血圧性疾患、脳血管疾患など5大成人病
さまざまな疾患のベースになるものと言われています。
病気になる過程ざっくり
- 食事、睡眠、運動、喫煙、お酒、ストレスなど、健康診断などで書いてあるものが不足している、もしくは過剰になっている
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などを診断され、健康診断で注意される
- 注意では済まず、服薬管理状態になる
- 脳卒中、ガン、関節疾患、カラダの痛み、心筋梗塞、静脈瘤、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肝硬変、睡眠時無呼吸症候群など診断される、発症し運ばれる
様々な重傷ケースの患者さんは、
自分のことを振り返った時に、2〜3の時期に日常生活をきっちり見直せば…とおっしゃる姿をよく口にされます(中には原因がわからないケースもあります)。
この生活習慣病を遠ざけることで、病気のリスクを大幅に下げることが期待できます。
生活習慣病の主な原因は「日常生活」です。
つまり、
日々の食事・睡眠・運動が非常に重要な位置づけになってくる
ということです。
私はリハビリの仕事をして長いため、患者さんたちが、患者さんになる前に運動の重要性を認識してもらえたら嬉しいと考えています。
病院では、先ほどの例のように、手術をするまで悪化してくるケースが非常に多いのが現状です。
多くの患者さんにもっと早くリハビリができたら良かったのに…といつも思います。
お客さんたちから、もっと早くカラダにあったケアを知りたかったという意見をいただき、完全に悪化する前に患者さんと関わる重要性を感じています。
そのため、現在はお店を出し、病院や整体へ通院しても痛みが治らない方にリハビリを提供することを行っています。
もし盛岡近郊の方で病院に行っても、整体に行っても改善が難しい身体の不調をなんとかしたいと思っている方は、相談にいらしてください。全力で痛みの改善に努めます。
当ブログでは、見てくださるみなさんに健康の一助になるように、医療関係に勤めてきた経験と患者さんたちから学んだ事を含めて、記事を書いていきます。
基本的に怪しい情報や儲け話などの発信しません。
科学的な根拠がある内容を発信するように心がけます。
様々な痛みや不調を改善する一助になる情報発信をしていきます!